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- 妊娠中のお口予防
赤ちゃんのお口の中を虫歯から守るには、お母さまのお口を清潔に保つことが大切です。妊娠中、お母さまのお身体に起こる様々な変化はお口の健康にも関係があり、後に赤ちゃんにも大きく影響を与えます。 不安なく赤ちゃんとスキンシップするため、お母さまのお口の中をしっかりとケアして清潔にしておきましょう。
妊娠による口腔環境の変化
1妊娠すると女性ホルモンが増え、女性ホルモンを好物とする歯周病菌も増加します。
2妊娠するとお身体の免疫力が低下するために、虫歯菌や歯周病菌から攻撃されやすくなります。
3虫歯を防ぐ働きがあるだ液の分泌量が、妊娠中は減少します。
4だ液が酸を中和する力が低下します。
5つわりによる食事回数の増加で、歯が再石灰化しづらくなります。
むし歯はうつります！
生まれたばかりの赤ちゃんのお口は、ほとんど無菌状態です。
そして、2～3歳までに、お口にいる細菌の種類やバランスは完成するとされています。つまり、この期間に虫歯菌に感染すると、生涯、虫歯ができやすいお口の環境になってしまいます。
感染のきっかけは、お母さまを始めとする周りの方からが大半です。
そのため、赤ちゃんのお口の健康を考える上で、まずはお母さまのお口の環境を整えることが大切です。
乳幼児のお口の健康
乳歯は生後6ヶ月頃から生え始め、3歳頃には生え揃います。この時期の乳歯は特に虫歯にかかりやすいので、まずは仕上げ磨きを習慣化して歯磨きに慣れることが大切です。そして、できるだけ虫歯を作らないことがポイントです。
そのためには、定期的なお口のチェック、フッ素塗布やクリーニングなど、「虫歯予防のプログラム」が役立ちます。 上手に利用して楽しく通院し、お子さまの大切な歯を守ってあげましょう。
予防の必要性
従来、歯科医院は歯が痛くなってから来る方が多いものでした。
しかし、虫歯になったり歯を失ったりしてからでは手遅れです。また、歯周病で溶けた顎の骨はほとんど再生しないため、歯が悪くならないように予防することが重要だと考えられるようになりました。
治療が必要になる前に予防することが、これからの歯科医療のスタンダードになると考えています。
日本では定期検診を受診する率が低いとされており、虫歯や歯周病が悪化してしまう要因と言えます。
ねもと歯科クリニックでは、患者さまに定期検診をおすすめしております。治療が終わってから何もせずにいたら、そのまま歯を良い状態に保ち続けることはできません。
虫歯や歯周病にならないための「予防」。歯科医院に通って予防しようと考えることが、非常に大事です。
通院して行う虫歯の予防方法には、以下のものがあります。
- シーラント
- PMTC
- キシリトール
- フッ素
- 生活習慣を改善するアドバイスを受けること
- 虫歯の成り立ち、要因などの知識を得ること
虫歯を予防して末永くご自分の歯で噛めること、この幸せをサポートしたいと思います。ぜひ、ご相談ください。